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〒980-8574 仙台市青葉区星陵町1−1

膵島移植とはCONCEPT

膵島移植の進歩

膵島移植とは血糖コントロールに難渋されている重症1型糖尿病患者様にとり、まさに理想的な”患者様に優しい”治療法です。
これまで世界中で試みられてきましたが、膵島を集めることが困難であり、なかなか成功に至りませんでした。
初めて血糖を下げるのに充分な量の膵島が移植され、移植を受けた患者様がインスリン注射不要となったのは1990年のことでした。
その後、いくつかの施設で実施されましたが、1回の膵島移植で十分な効果が得られる例は多くありませんでした。
しかし、膵島を集める方法が進歩したことや、2−3人の膵臓を提供していただいた方から膵島を集めることにより、必要な量の膵島を移植することができるようになってきています。
現在では移植手技そのものはほぼ確立しており、欧米では成功例が飛躍的に増えてきています。
東北大学で行われている膵島分離から移植までの流れを大まかに紹介いたしましょう。


膵島分離から移植まで

ご提供頂いた膵臓は、東北大学病院臨床研究推進センターに設置されている最先端レベルのセルプロセッシングセンターで細心の注意を払いながら膵島細胞を分離します。                      
  

分離した膵島は移植までの間、培養庫に保管しておきます。その間に膵島が移植に適応するかを判断するための最終検査を行います。


移植が決まったら、移植用の容器(東北大学とニプロ株式会社で共同開発)に入れ手術室または血管造影室で移植を行います。
移植は通常の場合、お話しできる状態で行われますので、どんな状況にもすぐに対応できます。
 

バナースペース

東北大学病院

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膵島移植外来 毎週火曜日 午後
TEL 022-717-7742
膵島移植専門外来担当医 
後藤昌史
TEL 022-717-7895